PartII ぴこたんの出産予定日(水曜日)当日。

 

 

私は午後から出社して、「フライングでした〜」と報告し、午前中サボってしまったため、たまっていた仕事に取り掛かる。

ちょっと残業して、なんとか片付け慌てて家に帰ると、痛さのあまり嫁が泣いている。

 

「完全に陣痛始まったよ〜」 (ToT)/

 

几帳面にも毎回携帯に陣痛の時間を入力してあるので、陣痛間隔が一目でわかる。

すでに10分間隔で来ているではないか!

しかし、陣痛の間には冗談を言い合う余裕があるのでどうかな?と、フライングの可能性をちょっと考えつつも、「痛くて泣く程なんだから、病院に行こう!フライングでもいいよ」と、電話させると、今度も「来てください」とのこと。

すでに診察の終わっている先生も待っていてくれるそうだ。

 

またしてもシャワーを浴びて、食事を取り、入院セットも持参。完璧!

今回はおにぎりはやめようと思ったのだが(笑)

寝たままペットボトルから飲めるようにストローをもらいにコンビニに寄ったついでに

やっぱり買ってしまった(爆)

 

10時ごろ病院着。しかし、ちょっと恥ずかしいので、入院セットなどは車に置いたまま診察へ。

夜なので、出産病棟へ直行である。

 

 

先生は会うなり「腰は痛い?」と聞いてくる。

「いいえ」と答えると

「じゃぁまだかもしれないなぁ・・・」

と言いながら診察室へ。

私は廊下で待つ。

 

しばらくするとLDRに入って待つように言われ、すぐに嫁も入ってきた。

そして、例によって分監を取り付ける。

ゴムひもで取り付けるのだが、朝と違って締め付けが痛いらしい。

陣痛がかなり進んでいるようだ。

 

そして、測定

張りのピーク

 

なんと・・・

 

40以下・・・   (・o・)???

 

 

朝よりも下がっているではないか?

やっぱりフライングなのか???

 

「え〜!痛くて泣いてたんですよぉ???なのになぜ?」

恥ずかしいので言い訳している、笑)

 

「やっぱり、まだまだですねぇ・・・」(先生)

言外に「おおげさだなぁ」って雰囲気があったのは、先生を夜の10時まで待たしてしまったから?なのか(笑)

「もう一度子宮を緩める注射をしておきましたから、意外と早く生まれるかもしれませんが、なんとも言えません

との事である。

 

「明日仕事に行っても平気ですか?」

と聞くと

「なんともいえませんが、普通だったら行っても大丈夫な状態ですね〜」

来週になっちゃう可能性のほうが強そうです」

 

なんだ、まだまだず〜っと先じゃん・・・

恥じゅかしぃ〜〜〜

 

「陣痛が10分間隔なんですが、どのくらいになったら来ればいいんですか?すでに痛くて泣いてるんですが」(また言ってる・・・)

と聞くと

「う〜ん10分以下になったら来てください」

「もう10分なんですが。痛くて泣いてる(また言ってる)くらいだし」

「こればっかりはわからないので何度でも来て良いですよ〜」

「帰っても痛くて眠れない(かなりしつこい)よなぁ・・・ブツブツ」

 

先生、見かねたらしく、「心配なら泊まっていきますか?」

「でも、生まれる可能性低いんですよね〜」

「はい!」

「じゃぁ、けっこうです。帰ります」

(しゅん)

 

2回目のフライングであった。。。

 

 

 

帰りの車の中で嫁が言う。

「深く考えないで立会い出産してって頼んでいたけど、こんなに大変だと思わなかった、ごめんね。迷惑かけるね」

そして、

「辛かったら立会いしないでいいからね」

しかし、私のほうはすでに立会いモードに入っているし、こんなに大変なら尚更知らん振りなんてできない。

「いや、大丈夫。立ち会うよ」と、俺

 

家に着いたのはすでに11時過ぎ。帰宅したは良いが、痛くて半ベソの嫁さんを、私にはどうすることもできない。

その上、2週間前からひいていた風邪がここに来て悪化し非常につらく、とにかく眠いし、どうやら翌日は仕事なので、ちゃんと寝ておかないとやばい。。。

 

嫁に謝って風呂に入り、急いで寝させてもらう。(本当にごめんね〜)

「ガタガタして起こしたくないからリビングにいるよ」と言う嫁に「そんなの気にしなくていいから、寝室に来なよ。起こしたってかまわないし、辛くなったら起こしてね」と無理やり連れて行って一気に爆睡した。

 

 

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