義母のおせっかい
毎週のように中古住宅を捜しているある日、(非常におせっかいな)お義母さんから電話があった
「すごくいい物件が出ているから見て来なさい!」とのこと。
すでに自転車でチャリチャリチェックしに行ったらしい・・・
聞くと
「築20年弱(だったかな?もう忘れた)で1900万よ!」
完全に予算オーバーである・・・ (×o×)
その旨を伝えると
「もう不動産屋に連絡しちゃったわよ〜」
「・・・・」 (・o・)(・o・)
「え〜〜!!!」(驚)
「すぐに向こうから電話してくるわよ。○○(嫁さん)の電話番号教えておいたから」
え〜〜〜!!!!! |)゜0゜(|
「何で勝手にそんなことするの〜?」 (嫁)
「とにかく良いんだから買いなさい!」 (無視)
「すぐに売れちゃうわよ!」
だそうだ。
信じられん・・・
電話を切ると、折り返し不動産屋から喜び勇んで連絡があった。
しかし、
「お義母さんが勝手に連絡しただけで、まったく買う気はありません」
と伝えるとさすがにがっかりしていた。(ごめんなさいね)
わざわざ調べてくれたお母さんに悪いのと、見ずに断ったのでは営業さんがかわいそうなので、他にも見たい物件があったのだがとりあえず行くだけ行ってきた。
現地に到着して見ると、南東向き角地で日当たりは超良好。
小奇麗な建売住宅街の中央でコの字型に入っている道路は通過交通もなく静かで全体の雰囲気は非常に良い。
しかも中古とは言え、まだかなり綺麗であった。
室内も最近リフォームしたらしい。
嫁はかなり気に入ったようだが、今の時点で2000万近い借金はなんともつらい。(もう少し安けりゃな〜)
それに、20年を過ぎると水廻りが痛んでくるのでリフォームが必要となるのだが、もうじきである。
たった数年後にそんな余裕などあるわけがない。
これを買ってしまったら、もはや死ぬまで新築は建てられないだろう。
「いつかは自分の設計で新築を」と夢見ている私には、高すぎる中古は夢を捨てるには十分なのである。
だいたい、条件が悪ければ2500万から新築が出てるってのに
こんなに高い中古は買わんよ・・・ ┐('〜`;)┌
それ以前に、安い土地さえ見つかれば、ウチの会社の下請けさんに頼めば2500万でも注文住宅が建つってばさ・・・
結局営業さんには丁重に断りを入れました。
はた迷惑な義母ですみません <(__)>
営業さんはこれで済む
しかし、「問題はお義母さん」なのである
いっっっっくら!説明しても
「なんで買わないの〜、すぐに売れちゃうわよ」
「絶対に買いなさい」 (;`O´)o
の一点張り
嫁さんも「もう私が何言っても聞かないわよ。電話代わって」
と、さじを投げた
「こんなに高い中古は全く買う気がありません」
「こんなの買うくらいだったら、後少し足して新築を買うか、自分で建てます!」
なんて甘い言葉で言ったって全然通じるわけがない。
「なにがおこってもいくら説得されてもあの家だけは絶対に買いません!」
「私だってプロの端くれです。自分で納得のいく物を捜しますからもう結構です!!」
「ちゃんと中も見たの?思ったよりきれいよ」
すでに内覧までやってたんですか・・・ (; - .-)
「中なんて見る必要ありません」
「いつか自分で設計した家に住むのが夢なんです」
「私の夢を壊さないでください!!!」
“o(><)O O(><)o“
と、ここまで言っても
まだ買え!買え!と勧める義母・・・・
本当にしつこいっす〜 (;゜△゜)ノ
「お金を払うのも住むのも私達なんですから、自分で決めます。悪いけど義母さんには関係ありません。」
「もう本当に勘弁してください。もう切りますよ」
「さよなら!」
まだ向こうが話しているのに、強引に電話を切った。
と
「プルル・・・」
「はい、もしもし」
「・・・・義母さんからだよ・・・」 (゜O゜;)
今度は嫁がかなり怒りながら断ってくれた。さすが娘である。
私ではあまりきつくは断れない(十分きついこと言ってるんですが・・・)
それ以来、義母さんから電話がかかってくることもなくなりました。
数週間後
再び不動産屋から電話が・・・
「お母様にご連絡しろと頼まれまして・・・」
「へっ???」 (・o・)
おいおい!お義母さん (;゜△゜)ノ
ま〜だ連絡取ってたんかい!!
凸( ̄ヘ ̄メ)o
本当にタフな義母なんです・・・・ (ToT)